論文転売の女子学生 著作権侵害で賠償9万元

 インターネット上で学術論文を転売していた市内の女子学生に対し、浦東新区の裁判所は、著作権侵害として9・6万元の賠償命令を言い渡した。
 告発されたのは、市内の大学に通う20歳の女子学生。インターネット上で販売される学術論文が、1ページあたり0・28元という低価格である点に目をつけ、これを1編150元から200元の値をつけて転売することで利益をあげていた。サイトを運営した1年半で、1・6万元の利益があったと見られている。
 損害賠償として30万元を請求していた原告の中国学術期刊電子雑誌社によれば、転売されていた論文の99・7%が、同社の運営する「中国優秀博士修士学位論文」サイトからの転記によるものだった。
(10月20日)

~上海ジャピオン10月27日発行号より

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