高気温に負けない月餅商戦 簡素でミニがZ世代に人気

 上海市内の菓子店や百貨店では9月10日(土)の中秋節にむけ、月餅商戦が始まっている。

 今年は外出規制などで多くの上海市民が清明節の青団を食べ損ねたため「秋の月餅は絶対に外せない」と意気込み、暑さをものともせずに買い物の列に並んでいるという。一方で今年、月餅の販売基準が厳格化。3段以上のパッケージが禁止されたほか、100元以上の月餅は、パッケージのコストを販売価格の15%以下に抑えるよう要求。さらに月餅とその他の製品の混在包装も禁じられた。そのため今年はシンプルなパッケージで持ち運びに便利な軽いミニ月餅が好調だという。

 260年の歴史を持つ「松鶴楼」もZ世代が好む見た目の良さを追求、蘇州博物館と再度コラボで「松間月影」を発売した。環境に配慮しシンプルでオシャレな月餅は、若い世代のニーズにも適しているという。(8月23日)

 

 

~上海ジャピオン2022年9月2日

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