中国の各ネットショッピングサイトで開催されていた毎年恒例の「618セール」が、今年はセール導入後初めて前年度より売上高が減少したことがわかった。
「618セール」が開始されてから16年間右肩上がりだった各サイト総売上高は、今年7428億元で2023年の売上高7987億元より7%減少。ネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」「天猫(テンマオ)」「京東(ジンドン)」ではこれまで10年間続いていた予約販売を中止し、セール期間を拡大したことが、売上高減少の一因と考えられている。
また各ショッピングサイトが加盟店舗に要求する割引率が引き下げられ、店舗の利益が減ったこと、返品時などへの対応として「強制運賃保険」への加入が必須になったことなど加盟店の負担が大きくなり、各サイトへの不満が高まっているという。(6月21日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2024年6月28日