湖南省長沙市で5月22日(土)、〝ハイブリット米の父〟としてイネ改良に貢献した袁隆平氏が、多臓器不全のため90歳で亡くなった。
同氏は〝ハイブリット米の発展で世界の人々を幸せに〟を目標に、ハイブリット米を長年研究。1974年に、世界で初めて大規模な応用が可能な優良品種「南優2号」の開発に成功し、コメの収穫量を大幅に増やした。2001年には初の国家最高科学技術賞を受賞し、19年に国家最高栄誉勲章「共和国勲章」を受賞。同氏が開発したハイブリット米は、インドやベトナムなどにも普及した。
~上海ジャピオン2021年5月28日発行号