お医者さんの御用達 第615回「大豆」

 

ゆらぎ世代に大豆

――ホットフラッシュが気になるようになってきました。更年期の始まりなのかなと思うのですが、何かいいものはありますか?

先生 中国でも朝の豆乳をはじめ、麻婆豆腐や干豆腐などで馴染み深い、イソフラボンを豊富に含む「大豆」がオススメですよ。

 

――詳しく教えてください。

先生 植物性エストロゲン、特に大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンレセプターと結合してくれるため、ホットフラッシュなど更年期の症状を緩和し、骨密度の維持などに役立つ可能性があると示唆されています。近年のガイドラインでは、人生100年時代において55才を過ぎた後も個々の健康状態に基づいて、エストロゲンを慎重に補充し続けてもよいとされています。

 

――どのくらいの量が必要ですか?

先生 推奨されるイソフラボンの1日の摂取量は、40〜60㍉とされており、これは豆腐1丁(約200㌘)や納豆1パック(約50㌘)に相当します。多く接種すれば良いということではなく、日常的に豆腐や味噌汁、サラダ、大豆を使用した菓子などバリエーションを持たせて取り入れてみてください。ホットフラッシュや夜間の発汗、動悸などが辛いときには、専門家に相談しましょう。

 

~上海ジャピオン2024年7月5日

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