天然的生活~苦瓜(ニガウリ)

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脂肪吸収を抑えるニガウリ

その名の通り、独特の苦みを持ち、好き嫌いが分かれるニガウリ。ゴーヤチャンプルーなど、沖縄料理の食材として広く知られるほか、南九州を中心に、お浸しや和え物にして食されている。

ニガウリの苦み成分であるチャランチンとコロソリン酸、モモルディシンは、インスリンの分泌を促進し、血糖値を正常に導き、コレステロール値の低下にも役立つ。また、カリウム、マグネシウム、カルシウムがバランスよく含まれ、ビタミンCはトマトの5倍という。

中国でニガウリは薬膳食材の1つで、心臓の熱を取り、肝臓の働きをよくすると考えられ、成人病予防効果が期待できる。なお、脂肪の吸収を抑えるダイエット食品にも数えられ、油肌やニキビに悩む人に好適なのだとか。さらに、眼精疲労の緩和にも効き目があるとされ、卵炒めやサラダなど、様々な調理法で食されている。民間療法では、ニガウリの汁を水に薄め、汗疹がある場所に塗ると、数時間後には収まると言われている。ただし、寒性の食材に属すため、身体が冷えやすく、下痢気味の人はあまり食べないように。

インスリン分泌を促進し、脂肪吸収を抑えるのに有効というニガウリ。健康的なダイエットを目指すなら、ニガウリ料理を一品追加してみては。

 

~上海ジャピオン2013年7月12日号

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