ゴルフトークで盛り上がる
古羊路の日本料理店「てんや」の店長・周さんは、去年の春からゴルフを始めたそうだ。
「何かスポーツをやりたいと思っていたんだけど、
ゴルフコースは緑が多くて楽しそうだなって思ってたんです」という周さん。
ゴルフ好きの友達にその話をしたら、経験ゼロで早速コースに出ることになった。
クラブを握るのは初めてで、ボールに当てるのがやっと。
友人たちは、遥か前の方に進んでしまった。
あまりの下手さに見かねた友達が、ボールを拾って思い切り前へ投げてくれたという。
周さんは、「最初は全然ダメだったけど、それでもすごく楽しかった」と振り返る。
お客さんもゴルフ好き
そんなゴルフの趣味が、接客にも生きてくる。
日本人客のなかには駐在員も多く、彼らの趣味もやはりゴルフ。
練習のコツやクラブの選び方など、ゴルフをネタに話が盛り上がることも少なくない。
「友達のようにゴルフの話ができるのは、私も楽しい」という周さん。
共通の趣味が会話の潤滑油となり、お客さんと自然と打ち解ける。
2年目こそ頑張る
店長を任されて、もうすぐ2年。
これまで「鶏もも柚子胡椒」(32元)や「まぐろ胡麻漬け」(55元)など、
さまざまな料理をお客さんに出してきた。
「これからも、もっといいお店にしていきたい」と意気込む周さん。
趣味のゴルフと両立させながら、これからも店の顔として立ち続ける。
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~上海ジャピオン9月10日号より