うちのシェフ自慢:Kobachi

前田謙司


 38歳。千葉県出身。18歳から、赤坂の「築地寿司清」で寿司を2年学んだ後、本格的に和食の道へ。地元6年の修行を積んでからは、草津や横浜のホテル内レストランで勤務する。03年、日本食レストランに料理長として招かれたのをきっかけにソウルへ。シェラトン・ウォーカーヒル・ソウルの寿司料理長も勤め、海外で日本食を提供することにやりがいを見つける。広大な土地と食文化を持つ中国への想いもあり、昨年から上海へ。
 浦東にそびえる金茂ビルの56階にある日本料理店。ガラス張りの壁ごしに浦東の街並みが広がる眺めは、まさに展望台そのものだ。
 正しい和食を提供したいというこだわりから、メニューは寿司・刺身・焼き物を3本柱としたシンプルなもの。マグロには厳選した本マグロの天身を使用するなど、素材へのこだわりも一級だ。
 予算は、8種類のランチ138元~、コース298元~。海鮮ちらし寿司(90元)や、鮭の串焼き(2本70元)など、アラカルトも多数。日本各地の地酒4種類を味わえる「清酒セット」(198元と268元の2種)は、〝利き酒〟としても楽しめる。酒のアテには、バリエーション豊富な寿司と刺身の盛り合わせ(340元)も人気だ。
 世界から集うビジネスマンが各々の言語を交わす国際的な雰囲気の中、最高の景色と共に和の空間を楽しみたい。

■焼き物盛り合わせ/400元(2~3人前)

コース料理にはすべて焼き物が入る。
鳥に加え海鮮系もあり、日本酒との相性も抜群。

■アボガド・ロール/140元

当たりの良さを追求し、
カニ肉とマヨネーズをふんだんに使用したこだわりの一品。

■特選寿司の盛り合わせ/220元

特に欧米人向けを意識しており、
トロを中心に厳選した素材で提供する。

■毛ガニの浜ゆで/380元

3月から期間限定で開始。
カニは、吉林省で水揚げしたものを毎日生きたまま空輸。

Kobachi

●TEL:5049-1234(×8807)
●住所:世紀大道88号 金茂大厦56階(×銀城中路)
●営業時間: 11時半~14時半、17時半~22時(金・土は22時半)

~上海ジャピオン2月16日発行号より

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