絶世の美女は芋顔

「君の企画は突飛過ぎる！」。部長から、いつものダメ出し。しかし、ある物にヒントを得て自信があった今回。むしろ「突飛」とのダメ出しを待っておりました！
すかさず「そこなんです!!」と叫ぶ僕。そして、そそくさとアイデア元になった突飛な「ライチ味ポテチ」を取り出し、ぽかーんと部長が口を開けたのを見計らい、ポテチを投げ込みます。フライしたはずの馬鈴薯は食べると、爽やかライチ味。この突飛なポテチを食べれば、ごつごつの芋顔の部長の顔も絶世の美女・楊貴妃にほだされるかのように緩んでいく…はずが――。
「このポテチはアリだけど、王道の塩味ポテチがあってこそ。君は新米だし、〝突飛〟に走る前に〝王道〟ができないと！」と部長。なるほど、身に染みたような染みてないような。ともあれ、僕の企画は没でした。

【星評価】
芋度…★★★
ライチ度…★★★★
突飛な組み合わせ度…★★★★★

【商品名】楽事　茘枝味

【価格】3元

【製造元】百事食品（中国）有限公司

～上海ジャピオン２月29日発行号より