もうすっかり初夏ですね。
日本だと、
そろそろ「冷やし中華始めました」の
紙を貼るお店が出てくる頃ですね。
こう蒸し暑いと、朝食も脂っこいものは避けて、
もっとあっさりした料理を食べたくなりがちです。
今日は、午後一で大事な商談があるので、
朝食をしっかり食べておかないとと思い、
通勤がてら通りの店で、
あっさりしてボリュームのあるものを探しました。
ですが、なかなか売っていませんね。
揚げ物のようなものばかりで、
あまり食べる気になりませんでした。
朝からあっさり味を求めるのは無理なのかな、
と諦めかけていましたら、
「涼皮」なるものを売る屋台を発見。
名前が気になり、寄ってみると、
半透明の麺のようなものに、
キュウリやキクラゲなどの野菜が乗って、
その姿はまるで冷やし中華のよう!
もう早速注文です。
コシがあって、ツルッとのどの奥に入っていきました。
それ自体は淡白ですが、
辛いタレとトッピングの野菜などが絡み合って、
濃厚な味になるんです。
翌朝、中国人の同僚に尋ねると、
「涼」とは「冷たい」の意味で、
「皮」はお米で作った麺のようなもの、とのこと。
これぞ本場の〝冷やし中華〟ですよね。
食欲が出ない夏の朝は、「涼皮」生活を始めて、
乗り切ろうと思います。
~上海ジャピオン2012年6月15日号