File No.04
Cantoniese
泰廊―タイギャラリー―
アート空間に酔う
花、人、ブッダ。これらのモチーフを大胆に描いたキャンバスが店内には幾枚も飾られ、さながら近代美術館の様相を呈している。毎夜、刺激を求める都会人で賑わうここは、芸術を鑑賞しながら食事のできるタイ料理レストランだ。
同店は、昨年タイ政府の選ぶ「Thai select Thai Cuisine」を受賞した。打ちっぱなしのコンクリートの壁が清涼感をもたらす一方で、南国の開放的な雰囲気もある。すっと開けた高い天井。足を伸ばして寛げる座敷席。ついリラックスしてしまうのは、ここに仕掛けがあるようだ。
1.近代美術館を彷彿とさせるアートな店内
タイ政府のお墨付き
アーティスティックなインテリアとは相反して、料理はタイ政府お墨付きの正統派。その料理は、「タイの食材をできる限り空輸で」という強いこだわりから生まれる。手がけるのは、5ツ星ホテルでの経験も持つタイ人シェフらだ。
タイ料理の真髄「辛酸甘鹹」、つまり辛さ、酸っぱさ、甘さ、しょっぱさを1度に堪能するなら、「エビトムヤムクン(48元)」は外せない。タイから空輸したプリプリのエビに、タイハーブ、調味料が相まってついついスプーンが進む。スパイシーな料理と、刺激的な空間に、リピートを決めるはずだ。
2. 「チキンとエビとザボンのサラダ(58元)」。
柚子の甘酸っぱさがスパイシーな料理の舌休めに
3. 料理長一押しの「銀鱈のラム酒焼き(138元)」
住所: 大田路127-1号
電話: 6217-9797
営業時間: ランチ 11時~14時半、ディナー17時~24時
予算: 150~200元、ランチ(月~金)20%オフ
席数: 140席
~上海ジャピオン5月23日発行号より