北極物語(前編)
僕は今、極寒の北極で、ショッキングピンクの巨大なアザラシに睨まれています。そう、始まりは全てアレでした…。
会議で会社のマスコットキャラを作ることが決まり、なぜか僕は部長に呼び出されました。
「…という訳だから、このアザラシがいるかどうか北極まで確認しに行ってくれ。出張手当は、現物支給で高級おやつが付くから」
こうして、おやつに釣られた僕は北極へ。極寒の地でお土産用「ポッキー烏龍茶風味」にパクつきます。烏龍茶というより栗っぽいかも…でも、お高くてなかなか手が出せなかった味だぁ。
幸せの絶頂時、誰かがヒレ的もので僕の背中をトントン、とつつきました。そして振り返ったのが今の状態…。いた! そのアザラシ確認しましたよ部長。でも、僕は活きて会社に戻れるのでしょうか?(続く)
【星評価】
味の栗っぽさ★★★
高くて買えなかった度★★★★★
僕を釣れる度★★★★★
【商品名】楽百奇烏龍茶風味
【価格】55元
【製造元】上海江崎格力高食品有限公司
~上海ジャピオン6月13日発行号より