愛され続ける〝早飯〟
これまでいろんな朝ごはんを食べてきました。
もう中国の小吃を食べ尽くしたのでは? と思っておりましたが、
同僚が今朝、「まだ肝心なものを食べていない!」、
と「排骨年糕」を買ってきてくれました。
上海ではメジャーな小吃で、50年以上の歴史があるとか。
「鮮得来」など、老舗点心店で売られている。
唐辛子ダレをかけても◎
見た目はフライドチキンのようですが、辞書で調べて見ると、
「排骨」とはスペアリブのこと。
それに以前にも食べたことのあるお餅「年糕」が添えられ、
なかなかのボリュームです。
甘ダレがたっぷりとかかった、
柔らかいお肉をひと口食べると…
ほっぺたが落ちそうに!
好物は最後に取っておく癖があるので、
先にお餅を平らげたのが災いしたのか、
お肉を食べ終える前に満腹状態。
しかも、スペアリブであることを忘れてしまい、
ガブッとかじって、歯が骨にぶつかるイタイ思いも。
しかし、柔らかいのに骨があるというのは、
人間に置き換えると、すばらしいことのように思えます。
イザという時はしっかりした、骨のある人間になりたいものです。
お腹はすでにブヨブヨで柔らかいですが…。
おかげさまで、何回も通ったローカル食堂で、
今では私もすっかり常連客に。
この「排骨年糕」のように、皆に長く愛される朝飯ハンターになるべく、
今後もローカル朝ごはんを探索します!
~上海ジャピオン2012年11月2号