素材と料理人の真剣勝負を
10月19日
厨房で踊る舞台劇
賑やかな繁華街・南京西路から1本入った北京西路沿いに、ひっそりと佇む京風和食屋「石見」がオープン。
京風和食のキーワードは華やかさだ。有田焼の器に踊る彩り豊かな料理は、1幅の絵画のようで、ゲストの目を楽しませる。
また、料理人の舞台たる厨房とカウンターは仕切られておらず、料理人の細かさと大胆さを合わせ持つ包丁裁きを鑑賞可能。料理人の作り上げる作品を見つつ、外国人のクライアントや友人に日本を紹介するもよいだろう。
1.旬の野菜と魚が際立つ「京風おばんざい小宴会コース」(200元)。計14品と大満足。1日20食限定だが、事前予約で大人数にも対応可能 2.温かみのある木目調のカウンター
京風和食は薄味で
京風和食は薄味も特徴とする。同店の素材を生かしたあっさりした味付けは、懐かしい日本を思い出すこと請け合いだ。
その看板料理が、懐石料理の流れを汲む「松花堂弁当」(100元)。ランチタイムにおいしいものを少しずつ味わいたい人にぴったりだ。
また、ディナーでは秋が旬のタケノコに鰹だしを効かせた「若筍煮」(55元)や、コラーゲンたっぷりの「あんこう味噌チーズ鍋」(150元・2人前)がオススメ。忘れかけていた日本を想い出す、そんな1軒となるだろう。
【石見】
住所 :北京西路991号
TEL :6217-9872
営業時間 :11時半~14時、17時半~22時半(ラストオーダー)予算 :250元~
席数 :35席
~上海ジャピオン11月28日発行号より