天天と紹興旅行へ
今日は、ガキ大将・天天の家族に付いて紹興へ行ってくるぞ。
あいにくの空模様だけど、雨が降らなければいいな。
紹興と言えば、紹興酒と臭豆腐が名物らしい。
オラ、臭いものはあまり好きじゃないけど、
せっかく旅に来たんだし、味見くらいはしてみてもいいかな。
ミャ～。

臭いものより飴
この古い通りは何だ？
「紹興は、中国の偉大な小説家・魯迅の故郷なんだ。
ここには、少年時代の魯迅が生活していた家や通った塾があるんだ」。
さすが物知り天天だな。
「ミィミィ、臭豆腐、食べてみるか？」。
ん～、これを口に入れるには勇気が必要だな。
しかしオラも男だ。
エイッ、？　思ったよりも…って、やっぱりダメだ。
「ほら、〝牛皮糖〟で口直ししろよ」。
少し歯にくっつくけど、ゴマの風味と程よい弾力がクセになるな。
「〝牛皮糖〟は、江蘇省の４大茶菓子のひとつとして知られる、
歴史的菓子なんだぞ」。
いや～、天天の雑学王ぶりには感服だ。
お茶をいただくぞ。
ズズーッ。
うん、ほのかなモクセイの香りがいい。
旅先で天天と食べた歴史的おやつ。
お気に入り菓子に認定だ。

～上海ジャピオン２０１３年５月２４日号