周りで飛び交う上海語も調味料のひとつ
地元人で賑わう老舗
そろそろ、僕のミートテックが活躍する季節になってきましたな。本格的な冬到来に向けてお手入れしなくては。肉肉肉~! 肉を食いに行きますよっ!
肉と言えば数年前から、ひとり密かに準備している上海紅焼肉選抜総選挙。センター候補発掘のため、今日は地元の人に人気の老舗店にて食してみませう。
ほほう、噂に違わず平日だというのに仕事仲間や家族と団欒する人々で満席ですな。年季の入った分厚いメニューには、昔の上海の写真も載っていますね。思わず見入ってしまいますが、それより今は注文注文。服務員さん、こちらへ~!
黄色く輝く「1」の字が、夜の街で一際目立つ
料理に死角なし
うむ? 何やら二胡の音色が聞こえて参りましたぞ。何とまあ、生演奏ですか! 美しいチャイナドレスをお召しになったご婦人がいるなあと思っていたら、演者さんだったのですね。ますますオールド上海の雰囲気が漂って、僕ちんいい気分♪
さあ、来ましたよ、豚の角煮「老弄堂紅焼肉」(29元/5個)。お値段も〝ニク〟とは心憎い演出じゃないですか。肉の照り加減と迫力ある器にぎっしりと詰まったお得感、なかなかイイ線いってますね。下に味の染みた豆腐と煮玉子が隠れているのもうれしいですな。
蟹味噌スープ「蟹粉手切干絲」(29元/人)や酔っ払い蒸し鶏「老上海糟鶏」(39元)といった定番料理もさすが、の一言。まさに老舗に死角なし、ですな。
info
住所 南京西路1856号3階
TEL 6289-1777/3777
営業時間 11時~16時、17時~22時
席数 約500席
予算 約100~120元
~上海ジャピオン2013年11月22日号