ジャピュランガイド~大壷春(ダーフーチュン)

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卓上の黒酢をかけ、4個をペロリ

老舗の生煎専門店

っか~、急に暑くなってきて参っちまうぜ。まあ俺と彼女のアツアツっぷりには負けるけどな! なんてな。

でも実際のところ、デートで楽しく食事するのはいいんだけど、オーダーはやっぱり男がするだろ。最近の店はメニューが豊富なとこが多くて、何を頼んでいいか迷っちまうんだよな。だからその分、1人で食べる時には、炒飯1人前で一丁あがり! ってな感じで、気楽にいきたいんだ。

その点、この店はいいぜ。何てったってメニューは生煎2種にスープ2種のたった4品。おっと、しかも今日はすでに普通の生煎が売り切れで、「大草蝦鮮肉生煎」(10元/4個)しか残ってないぜ。さすが老舗の人気店だけあるな~。会計のおばちゃんの愛想が悪いのもご愛嬌ってとこか。

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灰色レンガに木の扉。老舗の雰囲気が漂う

皮は厚め、汁少なめ

スープは「咖喱牛肉湯」と「千張粉絲湯」(各8元)。昨日の夜にカレーを食ったから、春雨の方にするかな。

生煎っていったら〝楊さん〟のとこのが有名だけど、ここは生粋の上海生煎の専門店なんだぜ。〝楊さん〟のと比べて、皮が厚くて中の汁が少ないのが特徴。食べる時に汁が飛び出してギャッ! なんて心配もご無用さ。スープは薄味で、湯葉団子が3個入ってるぞ。でも隣のおっちゃんが食ってるカレーのやつも、パクチーたっぷりでウマそうだな。

ふう。春雨に湯葉団子に生煎で満腹だぜ。さて、この雲南南路はグルメ街になってて、他にも気になる店が目白押しだから、ランニングがてら、次回の店の下見でもするかな!

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info
住所 雲南南路89号
TEL 6311-5177
営業時間 7時45分~20時
席数 約60席
予算 約20~30元

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~上海ジャピオン2014年6月6日号

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