旬のスープに舌鼓
先輩ったら、私の大好きなショウ(・ルオ)君の魅力をようやく少し理解しだしたみたい。だいぶ遅いけど、日頃お世話になってるから、大目に見てあげましょう。新しく入ってきた後輩たちには、もっと早く分かってもらえるように、洗脳…もとい、教育しないとね。手始めに、取材がてらご飯でも連れて行きますか。
先輩に連れて行かれると、私の苦手な辛い物ばっかりになることが多いし、上海に来たばかりの後輩たちのためにも今日は上海料理のお店にしよっと。
人気店だけあって、混んでるみたい。3階の個室で相席だって。さーて、注文は私の腕の見せ所ね。春節前後が旬の塩漬け豚肉とタケノコのスープ「本幇腌篤鮮」(128元)は、どの店でもわりと割高だけど、もうすぐ時期が過ぎちゃうし、後輩たちに是非食べさせなきゃ。あとは定番のお麩の前菜「双味烤麩」(22元)でしょ。残りは適当でいっか。
上品な味でひと心地
料理が来るまでの間、「凍頂烏龍」(68元/ポット)を片手にショウ君談義に花を咲かせてると、「黒魚子醤煙薫蛋」(32元)がお目見え。味は普通っちゃ普通なんだけど、何かクセになるのよね。
ラム肉のロースト「白蘭地香煎羊排」(68元)は大きくて迫力あるけど、柔らかいから、味と同じで上品に食べれるわ。「招牌翅湯煮干絲」(68元)も薄めの仕上がりで◎。
若干頼みすぎた感があるけど、金欠の後輩たちがテイクアウトできてちょうど良かったかな。やだ、私って先輩として完璧すぎる?
info
住所 巨鹿路791号
TEL 5403-0010
営業時間 11時~22時半
席数 約250席
予算 約100~120元
~上海ジャピオン2016年03月04日発行号