〝上海蟹〟を使った料理
上海料理では〝上海蟹〟を使った料理が少なくない。「蟹粉豆腐」もその一つ。カニミソにカニ肉が入ったこの料理は、トロッととろみのついたソースが豆腐とよく絡み、ごはんが進む。
日本で言う〝上海蟹〟は、モクズガニ「大閘蟹(ダージャーシィエ)」を指す。市で食べられるカニは、江蘇省蘇州市の陽澄(ヤンチェン)湖で捕れる「陽澄湖大閘蟹」がメインであり、濃厚ミソがやみつきになるおいしさなのだ。旬は10月~11月に掛けての肌寒い季節だが、7月、つまり旧暦6月頃にも子どもの〝六月黄〟が出回る。青みがかった黄色の甲羅から、この呼び名が付いた。
味は、文句なしに接待向け。なおカニアレルギーの人がいないかどうかは事前に確認しよう。そのほか、上海料理店「転角上海弄堂餐庁」は、上海の古き良き街並み「石庫門」や「弄堂」をイメージした内装。料理も店内も、接待客に上海を満喫してもらうのにピッタリだ。
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店名 転角上海弄堂餐庁(ジュアンジィアオ)
住所 瑞金一路139号復興商厦2階
TEL 6135-1285
営業時間 11時~14時、17時~21時半
席数 約200席
予算 150元~
~上海ジャピオン2018年8月10日発行号