中華接待の備忘録~炸醬面

味の決め手は濃厚味噌

炸醬面(ジャージャンミェン)は北京市を起源とし、華北地方を中心に広く分布する中国伝統家庭料理の一つ。日本でも、ジャージャー麺やジャージャン麺などの名称で知られる。

具は枝豆や白菜、セロリ、豆モヤシを茹でたものと、キュウリと紅芯ダイコンの千切りを並べ、その上に塩辛い肉味噌「炸醬」を掛ける。炸醬は、豚のひき肉や豚肉を細かく刻んだものをネギ、ショウガなどと油で炒めてから、黄大豆で作った味噌や甜面醤とともに炒めて仕上げる。そしてコシのあるうどんのような太さの麺に、これらすべての具と肉味噌を混ぜていただく。麺は茹であげを提供する「過水麺」、または水で一度締めた「涼麺」のいずれかから選べる店もある。

北京市では「老北京炸醤麺」や「海碗居」、「一碗居」など老舗が揃い、伝統的でおいしい炸醤麺を食べられる。庶民に愛されてきた家庭料理を味わってみては?

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【店舗情報】

店名  豊盛胡同(フォンシェンフートン)

住所  金匯路416号

TEL  5111-7711

営業時間  10時~22時

席数  約120席

予算  100元~

エリア 龍柏新村

~上海ジャピオン1月18日発行号

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