中華接待の備忘録~空心大麻球

  南方料理の芸術軽食

  見た目のインパクトが強い、巨大風船型ゴマ団子「空心大麻球」。江南料理店「靓灶大院」では、一般的なサイズより一回り大きい「超級大麻球」(32元)として提供している。

中国では揚子江を境に中国大陸を南北に分け「江北」、「江南」と呼ぶ。「空心大麻球」は「江南菜」として南方地方でよく作られる軽食だ。モチ米粉などの生地を、油をたっぷり入れた中華鍋に投入して揚げていく。一定時間が経つと生地がふくらみ始め、2つの中華ヘラを器用に使って形を丸く整えていく。その作る様はまるでアートで、見た目にも楽しい料理だ。できあがった団子生地は厚さ1~2㍉、スプーンなどで割ってからいただこう。パリッとした食感がして、ほのかに甘い味わいだ。

モチ米(糯米)を漢方学的に見ると、胃の消化を助けるため、冬に食べるのにピッタリ。今夜は、目で楽しめる料理で接待相手をもてなそう。

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店名  靓灶大院(ジンザオダァユァン)

住所  宝山区淞発路918号淞南購物中心

TEL       6618-9777

営業時間  11時~14時、17時~21時

席数  約100席

予算  約100元~

~上海ジャピオン2020年1月31日発行号

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