東京のそば好き一家
手作りに挑戦

　「もともと東京の調布に住んでいて、近くに深大寺というお寺がありました。
深大寺はそば処として有名で、よく家族でおそばを食べに行っていたんです。
うちの家族はみんなそば好きなんですよ」と悠太郎くんのお母さんは語る。
　「紋兵衛そば教室」は、名都城の中のマンションの一室を使い、そば粉からそば打ち体験ができる。
「うちのそばは、小麦粉を２割加えた二八そばで、そば粉の風味とノド越しの良さが特徴なんです。
自分の手で作れば、美味しさもひとしおですよ」と、先生の長尾さん。

先生もフォロー
美味しさもひとしお

　まずはそば粉と水を混ぜ合わせ、こねる作業から始まる。
続いて練り込み、めん棒で薄く延ばす。
悠太郎くんは、初めての体験に戸惑いながらも、真剣な表情だ。
長尾さんは「力の入れ方が上手だね。きれいな形になったね」と、
要所要所でほめながら手助けをし、無事生地の形に仕上げることができた。
　生地を広げたあとは、いよいよ包丁で麺に切り分ける。
だが、これがなかなか難しい。
約５㍉間隔でリズム良く刻んでいく長尾さんの手の動きを見て、
自分でも試そうとするが、太さが均等にそろわない。
それでも何度も挑戦しながら、ゆっくりと包丁を動かし、無事切り終えた。
　最後は自分たちで作った麺をゆで、ざるそばを試食する。
「コシがあって美味しい」と、悠太郎くんもにっこり。
お母さんも「ふぞろいな麺も、手作りらしくていいですね」と笑顔が咲いた。
家族の思い出に残る１日となった。

紋兵衛そば教室
住所：虹許路788弄名都城35号104室
ＴＥＬ：186-0177-2240（長尾）
営業時間：9時半～21時
メール：
sobashanghai@gmail.com
予算：200元/回

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～上海ジャピオン１１月５日号より