美を何よりも優先させる唯美主義者として知られるワイルド。
また風刺的な表現を好み、作品の中にも多く用いた。なお代表作の『幸福な王子』や『サロメ』などは今日でも高い評価を得ている。
今週はそんな彼の名言から、動詞「喪気sang4qi4(落胆する、絶望する)」を紹介しよう。
「用不着那麼喪気(そんなに落ち込むことはない)」や「灰心喪気(失望落胆する)」のように、通常の「失望shi1wang4」よりも程度が重い。
なお「喪気sang4qi」のように「気」を軽声で発音すると、形容詞の「運が悪い、不吉である」となる。
~上海ジャピオン2015年6月26日発行号