中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。
元気も回復 気を整えて安眠
「睡眠薬」というと、副作用などの怖いイメージがあることも多い。しかし、西洋医学の薬が開発される前から、中国では「ナツメとセロリ」が睡眠を助けてきた。
中医学では、不眠症の主な原因は精神活動である「神」が不足するためとされている。そこで登場するのがナツメの種とセロリだ。ナツメの種にはこの「神」を安定させる効果があり、不眠の代表的な生薬として、臨床でもかなりの確立で用いられる。また、セロリには、その香りに体内で乱れている気を整える作用がある。つまり、「神」を乱している気を整えることができるため不眠に効果が望めるのだ。
民間療法とはいえ、非常に理にかなっているこの方法。眠れない夜に試す価値ありだ。
体験者の一言
ナツメはいいのですが、セロリの香りがちょっとキツイですね。そういえば寝つきが良かったような気もします。
(K・O 女性)
先生からの一言
私も酸棗仁を利用した、北京同仁堂の「棗仁安神液」を不眠の治療によく用いています
(中国足健会・碧塔海代表)
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~上海ジャピオン11月9日発行号より