腰の痛みにエビ入り白酒

中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。

ダブルの作用で効き目も2倍?

「エビ入り白酒」は、中国沿岸部の漁師の間に伝えられてきた民間療法だ。寒さと湿気による腰痛に悩んだ彼らを助けたのがこの方法だった。
 中医学によると、この種の腰痛の原因は、腰周りの働きなどを管理する「腎」が弱るため。この「腎」は骨と密接な関係にあり、骨が強くなれば「腎」も回復する。
エビが使用されるのは、その殻に骨を強くする効果が、さらに塩味は「腎」に作用する力を持つからだ。さらに、エビは海鮮の中でも珍しく身体を暖める作用を持っている。そして、白酒は新陳代謝を活発にし、血の巡りを良くする。これにより、効果がより早く「腎」に届くというわけだ。
 ただお酒は飲みすぎれば毒。
酔わない程度に飲んで、身体に温かさを取り戻そう。

やり方

① 干しエビと、アルコール度数32度前後の白酒を用意する。
② ガラスの密閉容器に、入れた干しエビの2倍ほどの白酒を入れる。
③ 密封容器で約2週間保存したら、飲用可能。

体験者の一言


蓋をせずに保存したので、アルコールが抜けてしまいました…。でもちょっと飲みやすいです。エビは白酒が効いてます。(T・O男性)


先生からの一言


生姜を加えるのもオススメです。原因となる寒気を解消するのに、より高い効果が期待できますよ。

監修:Evian先生
艾夏維莎中医物理治療中心
中医学による健康の回復と維持を推進します
陝西北路1438号財富時代大厦322室
TEL: 6276-3815(中・英)

~上海ジャピオン11月16日発行号より

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