胃がもたれたら 梅茶ですっきり

中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。

スッパイ梅で おなか元気


 忘年会続きで胃の調子が…。そんな人は「梅茶」を試すといいかもしれない。梅は昔から効能が豊富で入手しやすく、民間でも中医でも常用されてきた。
 中医学では、消化不良の原因のひとつに「肝」の気が滞って胃に影響を及ぼすことがあげられる。この「肝」の気の滞りを取り除くのが、梅の持つ効能。中医学では味によって効果の届く場所が異なるとされ、酸味は「肝」に届くと定義されている。さらに、梅には気を整える効能があるので、気の乱れから発症した胃腸の不具合には最適な生薬と言えるのだ。お茶にするのは、中国では暖かい飲み物が身体に優しいとされているため。
 花びらにも胃を整える効果があるという梅。年末年始は梅パワーですっきり胃をキープしよう。

やり方


① 乾燥した梅干を用意。
② コップに梅干2~3粒を入れて、お湯を注ぐ。
③ 食前に暖かいうちに飲み干す。

体験者の一言


中国の梅だと酸っぱすぎず飲みやすいです。甘酸っぱさが食欲を増進しそうですね。暖かいので冬にはもってこいかも。(R・S男性)

先生からの一言


肺・脾・肝・大腸の四経絡に作用するので、
消化器系の症状以外でも、多くの症状に対して有効です。

監修:岩崎学先生
北京中医薬大学・医学博士過程

中国足健会・碧塔海代表
反射療法と中医学でかなえるリラックスと健康
仙霞路320号?達大厦3F
TEL: 6295-1189

【注意書き】
※本記事は、編集部が独自に調べた民間療法について、中医学の医師に理論付けをお願いしたものです。効果を保証するものではありません。

~上海ジャピオン12月7日発行号より

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