お月のものに ナツメと黒キクラゲ

中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。


うっ血解消で
痛みも消える


腰や下腹部が痛い…。多くの女性が悩む生理痛。様々な原因の中で多いのが、血の滞りだ。
 中医学で血の滞りは「お血」と呼ばれ、これが障害物となって気の流れを妨げるために生理痛が起こるとされている。「お血」の原因は人によって異なるが、日頃の生活習慣や感情の乱れが引き起こす気の流れの不調などに起因することが多い。 
 これを解消するのがナツメとキクラゲ。ナツメは気を補填して流れをよくし、血を活性化し、黒キクラゲはお血を取り除いて、生殖の中心である「腎」を強くする。さらに、西洋医学的には血液をサラサラにすることでも知られており、生理にぴったりな食材なのだ。
 どちらから見ても効果のありそうな組み合わせ。飲み続ければ、痛みが消えるかも?

やり方


①ナツメ20粒、黒キクラゲ30gを用意。
②約800ccの水で、10分ほど煮出す。
③②を毎日飲用する。

体験者の一言


ナツメのいい香りがします。黒キクラゲも好物なので飲むのに抵抗ないです。味はあまりないので、飲みやすいといえば飲みやすいかな。(J・C 女性)

先生からの一言


ナツメは気や血を補填する代表的な生薬です。スーパーで手ごろに購入できる生薬ですから、日頃から摂取すると元気の源になりますよ。


岩崎学先生
北京中医薬大学・医学博士過程
中国足健会・碧塔海代表
反射療法と中医学でかなえるリラックスと健康
仙霞路320号?達大厦3F
TEL: 6295-1189

【注意書き】
※本記事は、編集部が独自に調べた民間療法について、中医学の医師に理論付けをお願いしたものです。効果を保証するものではありません。

~上海ジャピオン2月1日発行号より

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