その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.19】
最近なんだか眼を開きづらい。そのせいか、視界も狭まっている気がする…。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
眼瞼下垂(がんけんかすい)かもしれません。
睡眠不足でもないのに、人から「いつも眠そうだね」と言われたことはありませんか? 眠そうな表情は「眼瞼下垂」のせいかもしれません。
「眼瞼下垂」は、まぶたを上げるのに使っている眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉が切れたり緩んだりすることで、まぶたが上がりづらくなる病気。先天性のものと後天性のものがあり、後天性の場合の原因は、長年のコンタクト使用による筋肉疲労や、加齢による筋肉の衰え、また美容整形手術の失敗などとされています。
「見えなくなるわけではないんでしょ」と思っていると、そこに落とし穴。眼を開けるのに本来必要な筋肉が使えず、額の筋肉がその代用を続けると、額の筋肉の過負担が首筋や肩の筋肉へも影響を及ぼし、肩こりや疲労感、それに伴う頭痛、不眠を引き起こし、さらにはうつ病につながることもあるのです。
治療は基本的に美容形成外科での手術が必要ですが、術後1週間程度で通常の生活に戻ることができ、入院は必要ありません。
最近上海では、美容整形手術の失敗による眼瞼下垂が増加傾向にあります。病院は慎重に選びましょう。
■今週の監修
盛・美容外科
盛虹明 先生
住所: 南泉北路1029号中電大酒店1603号室
TEL: 5878-8082
診療: 月曜~土曜9時~18時
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン7月18日発行号より