カラダのサイレン 「眠れない」


その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.32】
 ここのところ眠れない夜が続いている。睡眠不足で疲れが抜けず、何をするのもおっくうになってきた。
 心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

うつ病 かもしれません。



身体はクタクタなのに、ベッドに入ってもなかなか寝付けない。そのせいか昼間はぼーっと無駄な時間を過ごしてしまうことが多くなった。そんな人は「うつ病」に要注意!
 「うつ病」は仕事や生活環境からくるストレスが原因で、無気力な状態や憂鬱な気分が長い期間続いてしまう心の病です。ちょっとしたことでイライラして人間関係がギクシャクしたり、集中力や注意力が低下して仕事がはかどらなくなったりと、うつ病が日常生活に与える悪影響は計り知れません。また、身体にも不調をきたすことが多く、「眠れない」以外にも「食欲不振」、「肩こり」、「胸がドキドキする」など、出てくる症状もさまざまです。
 治療するにあたり、まず大切なのは心と身体を充分に休ませること。そのうえで抗うつ薬や、時には専門的なカウンセリングを交えながら、ゆっくりと治療していきます。
 言葉や文化の異なる海外での生活は想像以上にストレスフル。最近では駐在員やその家族がうつ病にかかるケースも決して少なくありません。うつ病かなと思ったら、ひとりで抱え込まず、まずは専門医に相談してみましょう。


■今週の監修
上海国際クリニック
梅津和子 先生(精神保健福祉士/PSW)
住所: 金浜路15号
TEL: 6268-6651
診療: 平日9時~18時 土曜9時~17時 日曜・祝祭日休診

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン10月24日発行号より

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