カラダのサイレン 「昼間の(異様な)眠気」


その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.21】
大事な会議中についウトウトして大目玉。こんなこと今までなかった…。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)かもしれません。



 最近ぐっすり眠れていますか? 「睡眠時無呼吸症候群」は、いまや患者数が日本人の約4%とも言われ、特に男性に多く見られる病気です。
 読んで字の如く睡眠中に「無呼吸」になってしまうこの病気。定義としては、1回10秒以上の呼吸停止が、1時間に5回以上、または7時間で30回以上起こることです。
 無呼吸の原因は「舌根沈下」で舌が喉を塞ぐため。通常は、脂肪の蓄積で気道が狭まることに起因する場合が多いため肥満気味な人の病気と思われがちですが、痩せていても構造的に舌が喉を塞ぎやすい人もいるため、油断は禁物です。
 なぜならこの病気の弊害は、決して小さくありません。睡眠中、身体が酸素不足になり寝ているだけで疲労、無呼吸になる度に脳が呼吸指令を下すので、夜中に何度も目覚めて熟睡できない。さらに、血液中の酸素が減ると血管や心臓に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞の原因となることも! 特にこの点について、メタボリック症候群との関連性が強く指摘されています。
 自分で簡単な診断を行える機械もありますし、たった1泊2日でより正確な診断も可能。治療をすれば確実に改善が見られる病気です。気になる人は健康のために診療所の門を叩いてみましょう!


■今週の監修
パークウェイヘルス 名都城メディカルセンター
篠原恵介 先生
住所: 虹許路788号名都城内30号
TEL: 6446-7463
診療: 月曜~金曜9時~19時、土曜日曜9時~17時
www.parkwayhealth.cn

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン8月1日発行号より

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