「首の痛み」


その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.59】

最近、首や肩が痛い。
疲れのせいかな、なんて思っていたら、手指に痺れが…。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

頚椎症(けい つい しょう)

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 パソコンに向かう時間が長いせいか、肩こりがひどい。マッサージに行っても、一時的には軽減されるけど、すぐまた凝ってしまう…。
それ、「頚椎症」かもしれません!
 頚椎症は、頚椎と頚椎の間にある「椎間板」が劣化し、形状が変化したり、頚椎の一部が変形して、脊髄や神経、血管を圧迫する病気です。
長時間姿勢の悪い状態でいることで起こる頚椎のゆがみ、血行不良などが原因。
主に中年以降に起こりますが、最近はパソコンやゲームをする若者がなることも多いようです。
 症状は、首から背中への痛み、肩から手指の痺れ、頭痛、めまい、眠れないなど。
放っておくと、高血圧や花粉症、歩行障害、排尿障害を招いてしまうことも!
治療はまず身体を休めること。
そして赤外線で患部を温めるなどの物理治療、マッサージなどの手技治療、薬物治療があります。
頚椎は重要な部分。ここが悪いと、身体の至る所に悪影響を及ぼす、と言っても過言ではありません。
普段から良い姿勢を心がけると共に、「おかしい」と感じたら専門医に相談しましょう。
 ちょっとした時間を利用してストレッチを行い、腕や肩、首、背中の関節を大きく動かして、身体をリラックスさせることが大切です。

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■今週の監修
民航上海医院
健康回復医学科脊髄医療センター
金星 先生

~上海ジャピオン5月22日号より

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