じゃあどうすればいいの?
先生、教えてください!
朝、目が覚めて起き上がろうとした瞬間…イタタタ~!
首に激痛が走り、顔を動かすことが出来なくなってしまった。
そんな経験はありませんか?
寝違えた直後は、まず温めることが先決です。
温かいタオルでじっくりと患部を温めましょう。
間違っても冷やさないこと!
寝違えは、首から肩にかけての筋肉がけいれんしている状態なので、冷やすと悪化してしまいます。
温める際は、低めの枕に仰向けになり、楽な首の高さになるようタオルを重ねて調整し行いましょう。
ある程度温めたら、ナンコウを塗るのもオススメです。
ナンコウには鎮痛成分と血行促進成分が含まれているため楽になります。
それでも、痛みがひどい場合は、鎮痛剤を服用してください。
よく、首から肩のマッサージをしたり、痛みを我慢して首をストレッチする人がいますが、これはNG!
肉離れになってしまう可能性があるので危険です。
マッサージを受けるなら、専門家を受診しましょう。
ショック療法ももちろんオススメしません。
衝撃で治ることがあるのも確かですが、首はとても大切な部分なので、失敗すると全身動かなくなってしまう可能性があります。
寝違えの場合、応急処置をしても、自然治療には、完治まで3日~1週間かかるのが事実です。
だからといって諦めるのはまだ早い!
中国では、発症後すぐに病院へ行き針灸をするのが一般的で、1回で生活に支障がないくらいに回復します。
ただし、その際は専門医を受診しましょう。
寝違えは、慢性的な肩こりの悪化からも発症しますが、強い精神的ストレスからも起こります。
特に、慣れない海外生活で、ストレスを感じていることがあると思うので、自分なりのストレス発散法を見つけましょう。
■今週のドクター
静安区中心病院
徐先生
※本記事は、あくまで処置に過ぎず、ケガの完治を確定するものではありません。
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~上海ジャピオン8月14日号より