中国茶でイヤな咳を抑える
――乾燥や花粉に対する過敏なのか、咳が時々出てきます。最近の感染症流行のせいもあって、病院には行きづらくて…。
先生 それでは、中国茶「金銀花茶」を飲んでみましょう。ちょうど新型コロナウィルス感染症が流行り掛けた頃に、同僚の薬剤師さんが「のどにいいから」と勧めてくれました。
――これは一体どんなお茶なんですか?
先生 これはスイカズラのつぼみの部分を利用しています。金銀花茶は発熱・炎症などの熱症状の改善や抗菌・抗ウィルス・利尿・風邪予防にも効果が期待できます。肌荒れにも効き、上海でおいしいものを食べ過ぎてメタボになった人にもダイエットの効果が認められるようになったそうです。そう言えば、私は今年の冬、肌荒れをしませんでしたね(笑)。糖尿病を含めた生活習慣病予防の指導にもオススメなんですよ。
――飲み方を教えてください。
先生 容量500㍉の水筒に手の平に乗るぐらいの量の金銀花茶とクコの実(枸杞子)を10粒程度入れて、90~100度の湯を注ぎます。すぐに色が出て、3杯ぐらいは注ぎ足して飲めますよ。金銀花茶にはやや利尿作用があるので、寝る前にたくさん飲むのは避けてくださいね。
~上海ジャピオン2020年4月10日発行号