梅雨時にハトムギ
――肌荒れとイボが気になります。もう歳だから諦めるしかないのでしょうか?
先生 そんなことはありませんよ。肌荒れとイボはそれぞれ原因が異なる場合も多いですが、どちらにも効果があるとされている「生ヨクイニン(生薏苡仁)」を食べてみましょう。
――初めて聞く名前です。どんなものですか?
先生 ヨクイニンというと聞きなれないかもしれませんが、原料は日本でも馴染のあるハトムギの種子です。生ヨクイニンには余分な水分を身体から出す、痛みを取る、熱を取り膿を排出する作用などがあることから、肌荒れやイボの改善、熱感を伴う関節痛や筋肉痛、神経痛の緩和などに用いられます。身体を冷やす効果もあるため、蒸し暑い梅雨時期にオススメです。
――食べ方を教えて下さい。
先生 ハトムギ紅豆茶が水分も摂取できるのでいいでしょう。生ハトムギ50㌘と紅豆20㌘を洗い、3時間水に浸した後、水を切ります。新たに適量の水を入れ、1時間煮込み濾過したら完成です。毎日100~200㍉程度飲みましょう。生ハトムギ50㌘で作った粥を1日1回、1~2カ月継続して食べる方法もあります。妊娠中は長期に渡って大量に食べてはいけません。腹部が張り、便秘になる可能性があるので、1度に大量に食べないでください。
~上海ジャピオン2021年6月25日号