ケガの予防にテーピング

――先日ソフトボール中に足首を捻挫してしまいました。病院を受診して、すっかりよくなったのですが、また繰り返さないか心配です。何かいい対策はありませんか？

先生　またケガをするかもしれないという不安があっては、せっかくの休日の気分転換を楽しむことができませんね。再発予防に「スポーツテープ」を使用してみましょう。

 

――テーピングに捻挫を防ぐ効果があるんですか？

先生　はい。人の筋肉よりも伸縮率の低いスポーツテープによって、関節の動きを制限して安定させ、同じようなケガが起こらないようにします。

 

――やり方を教えてください。

先生　テーピングする部位の肌をキレイにします。テープの粘着面になるべく触れないように注意しながら、テープを皮膚と隙間がないようにピッタリと貼り合わせます。この時、テープを引っ張りすぎてはいけません。また、剥す際には片手で皮膚を押さえ、もう片方の手で毛の流れに沿ってやさしく剥しましょう。水に濡れた場合には、タオルなどで水分を拭き取り継続使用が可能ですが、３日を目安に交換します。深部静脈血栓症や蜂窩織炎、皮膚が感染状態にある人はテーピングを行うことはできません。

 

～上海ジャピオン2021年10月22日号