お医者さんの御用達 第541回「オイル入浴剤」

 

カサカサ肌にオイル入浴剤

――中国に来てから、冬になると肌が乾燥します。何か和らげるいい方法はありませんか?

先生 中国の水は硬水なので、水道水を利用して入浴していると、肌荒れを生じる人もいます。強い乾燥肌や、子どもがいて入浴後すぐの保湿が難しい人には「オイル入浴剤」がピッタリです。

 

――湯船に入れる入浴剤ですよね?

先生 そうです。硬水での入浴によって起こる肌の乾燥は、ミネラル分と石鹸などの成分が反応し、脂肪酸カルシウムなどの物質が作られ、それが肌に付着し炎症が起きるためだと考えられています。そのため、まずは、浄水器を利用しての入浴がオススメです。さらに保湿剤を塗ると効果的ですが、スキンケアに時間を掛ける余裕がない場合や、動き回る子どもに保湿剤をしっかり塗るなんて無理という人は、このオイル入浴剤を使ってみましょう。アボガドオイルやホホバ油などによって、肌が滑らかになり、お風呂の中でもすべすべ、ヌルッとした感触になります。

 

――使い方を教えてください。

先生 規定量の入浴剤を入れ、よく混ぜてから入浴します。成分にアレルギーがある人は、使えません。乳幼児の誤飲に注意してください。乾燥が強い人は、入浴後に通常の保湿剤を併用しましょう。

 

 

~上海ジャピオン2022年1月7日号

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