子どもにもデンタルフロス
――3歳を過ぎた子どもが、ようやく歯の仕上げ磨きを嫌がらなくなりました。乳歯は虫歯になりやすいと聞きますが、何かいいアイテムはありますか?
先生 虫歯の予防はとても大切ですね。歯の隙間の汚れを除去する「子ども用デンタルフロス(児童牙線棒)」を取り入れてみましょう。
――子どもにもフロスは必要なのですね。
先生 はい、1日2回のブラッシングで歯の表面の細菌は落とすことができますが、プラークと呼ばれる歯と歯の間の汚れは除去しきれません。これらの部位を速やかにキレイにしないと、虫歯や歯肉の炎症の原因となってしまう可能性があります。ですので、この先端が尖っていなく糸が細い、子ども用デンタルフロスを使って、歯の隣接部位の歯垢も取り除きましょう。
――使い方を教えてください。
先生 ます、仕上げ磨きをする人が利き手でデンタルフロスを持って、反対の手で子どもの口を支えて開きます。次に、歯と歯の間に糸を当てて、ゆっくりとノコギリを引くように小さく動かしながら歯茎に向かって進めます。中まで入ったら、歯の片面に糸をギュッと沿わせて下から上に動かし、反対面も同様に動かします。少なくとも1日に1回、食後に使用するといいでしょう。
~上海ジャピオン2023年6月9日