お医者さんの御用達 第594回「キャベツ」

 

キャベツで清熱解毒

 

――中国人の友人がキュウリを丸かじりしながら、キュウリには栄養はあまりないけれど、水分補給になるから夏はよく食べるといっていました。先生は、夏に頻繁に取り入れる食材はありますか?

先生 私は暑い季節には、身体の熱を冷ましつつ栄養補給のできる「キャベツ」を、週に2回ほど食べていますよ。

 

――中国ではキャベツは色々な呼び方がありますよね?

先生 そうですね。「巻心菜」や「包心菜」、「甘藍菜」、どれもキャベツを表す単語ですね。キャベツにはタンパク質やビタミンB1、ビタミンCが豊富で、葉酸やカリウムなども含まれています。そのため、妊娠中の人や貧血気味の人にピッタリです。また、漢方学の世界では、清熱解毒や益腎補虚、潤腸通便などにいいと考えられていて、長期的に食べると免疫力を高めて風邪を予防する効果が期待できます。

 

――おすすめの食べ方はありますか?

先生 包丁を使わない簡単なレシピを紹介します。キャベツを洗い、5~6㌢の大きさにちぎります。鍋などに水を沸騰させ、キャベツを入れ約1分間ゆでます。ザルに開けて水を切り、皿に盛り付けて、ドレッシングなどを掛けて完成です。キャベツは一度に大量に食べると、胃腸を刺激するため、食べ過ぎないでください。

 

~上海ジャピオン2023年9月1日

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP