痛いウオノメ、テープで撃退

 

――サンダルの季節になってから靴があっていないのか、ウオノメができてしまいました。歩くと痛むので、なんとかしたいのですが、削るしかないのでしょうか？

先生　足裏のごく一部に偏った物理的刺激が掛かると、角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んでいくので、とても痛いですね。表面のみ削っても芯は残ってしまうので「鶏眼用テープ」がオススメです。

 

――鶏眼とは何ですか？

先生　ウオノメのことですよ。ウオノメは中心に魚の眼のような芯が見えるのでそう呼ばれますが、昔の人はニワトリの眼に似ていると感じたようで、専門用語や中国語では鶏眼といいます。鶏眼用テープは薬剤とパッド付きテープが一体化していて、貼るだけで使えます。角質を柔らかくする作用のあるサリチル酸が、正常な皮膚からウオノメを剝がしてくれます。

 

――使い方を教えてください。

先生　足を清潔にし、鶏眼用テープを貼ります。鶏眼用テープの指示通りに定期的に交換しましょう。テープ貼付部位は水に濡らしてはいけません。テープ貼付中は皮膚の状態に注意してください。痒みなどトラブルが発生した場合には使用を中止しましょう。

 

～上海ジャピオン2024年8月9日号