超エリート幼稚園
本格コーヒーを入れるカフェが密集する道で、歩きやすく、美しい南昌路。
旧「大同幼稚園」は南昌路の東の終点に位置。レンガ屋根の乗った六角形の塔が2つ繋がったような可愛らしい形の建物で、1921年に幼稚園としてオープンした。〝世界大同(世界は一つ)〟という言葉から名付けられたこの幼稚園に通う20人ほどの園児たちは、ほとんどが政府要人の子どもなどのエリートだった。しかし安全上の問題から、たった1年半で場所を近くの建物内に移している。
色々な背景を持つ建築物が並ぶ南昌路。ゆっくり歩いて、その歴史を紐解いてみたい。
~上海ジャピオン2022年3月4日号