ペット犬の飼い方などを定める「上海市養犬管理条例(草案)」の公聴会が、11月4日(木)に行われた。
同案では、これまで支払いが義務化されていた「養犬管理費」の撤廃や、
犬の飼育数を各家庭1匹までとすることなどを提案。
翌週の市人民代表大会常務委員会会議で審議される。
これまで「養犬管理費」は居住地によって決められており、
市中心部は2000元、郊外に行くに従って1000元、100元と3段階に分けられていた。
しかし市民の間では、管理費徴収を通じ、犬の飼育を制限するのは違法という意見も出ていた。
新しい制度では、飼い主の負担は狂犬病の予防接種や電子登録などに留まり、300元程度になる見通し。
また、飼育数は各家庭1匹までとし、シェパードやブルドッグなど、気性の荒い犬種の飼育が禁じられる。
さらに、病院や映画館、バス、地下鉄など、公共施設への持ち込みも禁止。
違反者には、50~200元の罰金が科せられる。
(11月5日)
~上海ジャピオン11月12日号より