上海の水鳥48種消える? 水鳥調査結果から明らかに 

 市緑化局が4月2日(月)発表した「06年市水鳥同時調査」の結果によれば、市内で観測された水鳥は117種で、記録に残っている全水鳥165種のうち48種が確認できなかった。同調査は市沿海地区で約1年かけて実施された。
 この結果に対し専門家は、「観測できなかった48種のうち、13種は文献記録が残るのみ。14種は標本記録は残るものの、この10年観測されていない。そのため、市内に現存する水鳥は実質138種と考えるべき」と主張。同時に、「残りの21種の確認には、今後の長期観測が必要」との見解も示した。
 また同調査から、05年に比べ、雁及び鴨を筆頭に、越冬水鳥の数が大幅に減少していることも分かった。
(4月3日)

~上海ジャピオン4月6日発行号より

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