市室内環境浄化協会は、最新調査の結果、市内のビル内の空気汚染状況が極めて深刻であることを明らかにした。また、セントラル空調設備について、市内オフィスビルの95%が定期的な洗浄を行っていないことも分かった。
専門家は、オフィスビルなどのセントラル空調設備の洗浄には20~30万元が必要で、管理会社がこれを負担するのは現状では難しいとの見方を示している。
WHO(世界保健機関)の発表によれば、空気汚染は室外より室内がはるかに深刻。空調設備のメンテナンス不足は、室内の人間に、カビやウイルスによる頭痛や倦怠感、吐き気などの症状を招く怖れがある。
市衛生部は、室内の空気汚染を基準値以内に収めることを定めているが、市の大半の建築物が基準値を上回っているのが現状。
(4月5日)
~上海ジャピオン4月13日発行号より