上海市内では、１月18日（火）～20日（木）にかけて雪が降り続け、
各地で１月中旬としては30年ぶりの積雪量を記録。
市内中心部では５・４㌢、金山区では最大11㌢に達した。
　特に20日（木）は朝から全市で大雪となり、市中心気象台は朝５時の段階で、
大雪青色警報（警報レベルは上から赤、橙、黄、青）を発令。
７時50分には、黄色警報に変わり、17時になってようやく解除された。
　これにより、市内の各公共交通では多大な影響を受け、
市では交通警察や都市管理部門の関係者など、約３万人あまりが対応に追われた。
通勤ラッシュ時には、軌道交通で30分ほどの遅延も見られ、
タクシーの予約電話は通常の20倍近くにまで増加した。
　空の便にも影響は及び、浦東・虹橋の２空港では、
当日運行予定だった便の３割以上を占める計５２０便が遅延。
約３万人が足止めとなった。
　また、黄浦江にかかる閔浦大橋では、十数件の事故が発生し、１人が負傷した。
道路凍結への対策不足だという声に対し関係者は、車両のスピード超過が原因だと述べている。
（１月21日）

～上海ジャピオン１月２８日号