市内で相次いでいる水道管の破裂事故を受けて、市水道局は、2010年の上海万博までに、市内の老朽化した水道管を撤去・交換すると発表した。対象となるのは、埋設後50年以上経過した全ての水道管。
特に問題視されているのは、1960~70年頃に作られた水道管で、ねずみ鋳鉄と呼ばれる低品質な鉄が使用されているもの。関係部門は、こうした劣悪な水道管の状況確認を含め、水道設備の管理を徹底する構え。今後の作業で、90年代以前に市中心部に埋設された水道管の約70%を入れ替える。
市では、5月9日(水)に新港路で起こった大規模な道路浸水事故など、水道管の破裂事故が立て続けに発生している。原因の多くは、老朽化した水道管が、道路上の車輌の重量に耐えられなかったためと見られている。
(5月14日)
~上海ジャピオン5月18日発行号より