徐匯区宜山路の博庫書城（書店）で、買物客の女児（11）が誤ってエスカレーターから転落して死亡した事故の保護者が、同書店を相手取り賠償を求めた訴訟の判決が20日、徐匯法院で行われた。同院は、事故の起きた書店側に損害賠償として24万２０４４元の支払いを命じた。保護者は、損害賠償として40万元を求めていた。
　転落事故は昨年10月３日午後８時ごろに起きた。監視カメラに残された映像から、女児が３階から４階へ通じるエスカレーターの手すりで遊んでいる際、誤って転落したと見られている。
　裁判所は、同書店のエスカレーターの安全設備に不備があったという保護者側の訴えを認め、管理を徹底することで今回の事故を防ぐことが可能であったとした。（１月20日）
～上海ジャピオン2006年1月27日・2月3日合併号より