東方明珠伝輸有限公司が、国慶節期間中に、携帯電話でのテレビ視聴システム「上海CMMB携帯電話テレビネットワーク」の試験放送を実施し、成功したことが分かった。これにより、来年の北京オリンピックを携帯電話で視聴するサービスの実現性が大きく前進した。
CMMB(中国移動多媒広播)とは、携帯電話やMP3プレイヤー、デジタルカメラなどに搭載できる、多機能移動端末システムで、搭載すれば国内どこでも25のテレビ番組と30のラジオ番組を視聴できる。第3世代携帯電話(3G)方式に比べ、テレビに近いスムーズな映像を実現でき、低価格でデータ受信ができるのが特徴。
今回の放送は、国家広電総局が北京オリンピックの会場となる6都市と広州、深センで実施した試験放送に併せて行われた。(10月10日)
~上海ジャピオン10月19日発行号より