すでに9月から少量が出回っている秋の新茶だが、本格的な流通は今月末になりそうだ。市場関係者によれば、生産量は去年に比べやや増加の見込みで、価格に大きな変動はない見通し。
秋の新茶の代表格はウーロン茶で、主な生産地は福建省。市内ではすでに「観音王」など数種類のウーロン茶の新茶が出回り始めている。
秋の新茶は、気温の低下後に摘んだものが好まれるが、ことしは残暑が長引いたため、例年より流通が遅れている。上海国際茶城内の販売業者によれば、秋の新茶が大々的に出回る時期は、今月25日前後の見込み。
現在の新茶価格は、観音王で500㌘500元前後。秋の新茶は、春に比べ質・価格とも通例低くなる。(10月11日)
~上海ジャピオン10月19日発行号より