５日、永嘉路にある花市場では、バレンタインを前に、９９９本のバラの花束という今年１番のビッグオーダーを受けた。このバラは輸入した黒バラで、平均価格は通常１本35元程度。ラッピング代などを加えた価格は総額３・５万元。花束は直径１㍍を超えるという。
　オーダーを受けた店では、従業員３人が３時間かけて花束を完成させたという。
　さらに同店店長の話によると、今年のバレンタインは11本、19本、21本、３６５本のバラを贈るのが流行しているという。11本は「一心一意」で「一途に思う」。19本は「愛到最高点」、１～９という数字の中で、「気持ちが９に達する」という意味。21本は「最愛」、これは、「２」の上海語の発音が「你」と同じであることから、「あなたが一番」。３６５本は「天天想你」で、「一年３６５日毎日想う」という意味になる。
　ちなみに、９９９本は「天長地久」、これは「天地のように永遠に変わらない」という意味だという。（２月６日）
～上海ジャピオン2006年2月10日発行号より