「色、戒」からウイルス感染 違法ダウンロードで被害増

大手ウイルス対策会社「瑞星」は11月16日(金)、市内でも騒ぎとなっている映画「色、戒(ラスト、コーション)」の違法ダウンロードによるウイルス感染についての調査結果を発表し、感染に注意するよう改めて呼びかけた。
 調査結果によれば、今回の騒ぎ原因は、同作品を違法ダウンロードできるサイトの一部に仕掛けられたウイルス。その後、同ページを転載したり、そこでダウンロードした同作品を他のページにアップしたりする行為が、感染拡大に拍車をかけたと見られる。
 同ウイルスに感染すると、ネットゲームやチャットサービスなどの個人パスワードが漏洩する危険がある。また、USBメモリなどの携帯型ハードウェアを通して他のパソコンに感染する恐れもある。
 瑞星の技術部門は、ファイル共有ソフト「ウィニー」や動画共有サイト「ユーチューブ」の流行が、今回のウイルス拡大を深刻化させていると警告している。
(11月16日)

~上海ジャピオン11月23日発行号より

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